私と東北地方~吹雪の体験!

あちこちで雪が降っていると

ニュースでみました。

ありがたいことに私の住んでいる場所では、

大丈夫ですが。

用事で外に出たのですが。

やはり空気がいつもに増して冷たかったです。

 

その空気の冷たさにふと思い出したのが。

昔東北地方に住んでいたときに

一度だけ体験したことのある吹雪でした。

ずっと南関東育ちで。

その後もスキーさえ行かなかったため。

後にも先にも吹雪を体験したのは、

あの幼いころの1度だけだったなあと思います。

今のところは(笑)。

 

確か小学低学年のころでした。

その日は、大雪だったので、学校が予定より

はやく終わり、一斉に下校になったのです。

私の当時の家は、一緒に帰っていた友達中で、

一番遠かったので。

一人で帰る区間がありました。

その日も、一人になり、家路を急いでいました。

 

そこで、今まで小やみだった雪が

急に、ひどくなり。

風で巻き上げられて、自分の目の前が突然真っ白に!

私は、目をつぶって立ち止まっていたのですが。

風が小やみになるほんの少し前に

そーっと目を開けると。

 

目の前は、ほんの数センチ先が、真っ白。

でも。すこし目を開けた視線の高いところには

外灯と降っている雪の粒が見えていました。

その時、何だかとても不思議な気がしていたのを

覚えています。

 

不思議と怖くはなく。

音も聞こえていなくて・・・。

とても静かで、

まるで、世界に一人しかいないような・・・。

ただただ、目の前の吹雪でできた白い世界を

見ていたのを、今でもはっきり覚えているのです。

 

今思うと、少し怖いなと思うのですが。

当時の当人は、雪女さんは、

こういう中に現れるんだろうな・・なんて。

本気で思ったりしていました。

 

小学生のころのわたしが、思った通り。

今の私が思い出しても、

そんな雰囲気の不思議な体験でした。

私にとって、幼いころを過ごした東北は、

色々な体験をさせてくれた場所であり、

自然の怖さも教えてくれた場所だったと

思います。