私が一人で、お留守番できなかったわけ~私の不思議な体験談

寒いですね。

私の住んでいる関東地方も、

雪は降っていないのですが。

やっぱり寒いです・・・。

 

寒い・・おもいだしたのですが。

私は、俗に言う霊感があるのか・・・

子供の頃から、不思議な体験を

することが多いので。

今日は、その中の1つを書いてみたいと思います。

 

私が、まだ、東北に住んでいた頃ですので。

4歳位のころのお話です。

 

私は、子どもの頃、

絶対にお留守番のできない子供でした。

一人で部屋にいるのが、怖くて仕方がなかったのです。

 

 

「なんで、あなたは、一人で、家にいられないの?」

とよく母に怒られましたが。

それも当たり前で、

お隣さんに回覧板を持っていくときでさえ、

私は、母にくっいて、一緒に行っていたのです(笑)

 

 

当時、借家の一軒家に住んでいたのですが。

その家は、昭和の時代によくある、木造平屋の一軒家。

父の転勤で、お借りして住んだ家でした。

引っ越して間もなくのころ。

母が、近所の家に用事があり、

一人で、家にいたことがありました。

 

「すぐに帰ってくるからね。」

母が、出ていく引き戸の玄関が。

がらがらがら・・・と閉まると。

同時に、家の中はシーンと静まり返りました。

 

・・・・。

あまりの静けさに。

私は、周りを見渡しました。

 

何か普段と違うのです。

その静まり方が、不気味だというか…。

母が、出て行って5分もたっていないと思うのですが。

「私も、一緒に行けばよかった。」

後悔し始めていました。

 

すると突然。

「遊ぼうよ!」

声がしました。

 

「え?」

聞き間違いと思ったのですが。

 

今度はもっと近くで

「遊ぼうよ~」

小さな男の子の声が。

 

「怖いー」

小さな私は、べそをかき始めていましたが。

「遊ぼうよ!」

の声は。

今度は、そこら中を走り回る小さな足の

大きな足音と共に。

冷蔵庫の後ろや、タンスの後ろなど。

ありとあらゆる所から聞こえてきました。

 

怖くてもう聞きたくなくて。

自分の耳をふさいだころ。

引き戸のあく音がして。

母が、帰ってきて。

その音と声はピタッと止まりました。

 

それ以来、

私は、一人ではお留守番できない子供になってしまい、

それは、小学生の高学年になるまで続いたのでした。

 

それでも、多少は、一人になる時間は、あるものです。

その度に、同じ現象にあっていました。

 

母には、お留守番したくない理由を

「タンスや、冷蔵庫がしゃべるから。」

とよく言っていたそうです。

 

まあ間違いでは、ないのですが。

それでは、なんだか意味が分からないですよね。

 

大人になってから、母にあの家のいわくを聞きました。

あの借家は、私たちが住む前に。

とあるお医者さんのご夫婦が、住んでいて。

あの家で、子供さんをなくされたそうです。

しかも、小さな5歳くらいの男の子だったそうです。

 

もしかすると、同じくらいの年端だった私と

遊びたかったかったのもしれないなと

いまは、思います。

あのおうちについていた、座敷わらしのような

存在だったのかもしれません。

 

これが、東北で、初めて私が体験した不思議な話です・・・。