「うわー!もう、今日って14日?」
と朝から、カレンダーを見て言ってしまった私。
母に何言ってんだか・・・といった目を向けられ。
だってさ、この前、年が明けたと思ったら、
もう、2週間もたっているんだもん・・・。
って思う。
「だから、言ったでしょ。
年取ったら、時間のたつのは速いって。」
笑いながら、母が言う。
「私なんて、あなたより、もっと、速いわよ。」
母は、私よりも2周り年上なので。
その母に言われると、現実味があり過ぎる・・・・。
確かに、年を重ねるたびに、時の流れの速さを実感する。
子どもの頃は、時のたつのが、もっと遅かった気がする。
何でだろう・・・?
私は、子どもの頃は、
とってものんびりした性格だったので。
そのせいか・・・?とも思うのだが。
(その分、母は、行動の遅い私に、イライラしていたらしい(笑))
空の流れていく雲を見ていたり。
東北の自然の中で遊んで、学校に通い。
子供時代という時の流れを満喫してたなあと思う。
「あなたが、大人になったってことよ。」
母が、言った。
「仕事したり・・・それだけでも、責任とか。
いろいろあるでしょ。」
そうか・・・。
それだけ、しがらんでいるものが、多くなったてことなのか。
と思った。
「でも、時の流れが、速く感じるってことは、
それだけ、充実してるってことでもあるんじゃない?」
そうか・・・。
確かに、何かに悩んでいたり、不安があったりすると、
時間がたつのは、遅く感じるよね・・・。
でもね。これ以上時の流れが、速くなったら。
やっぱり、やりたいことの半分もできないんじゃないかと
心配になるよ。
「大丈夫よ。」
母が、笑った。
「最近のあなた、楽しそうだもの。」
「そう?」
母が、うなずく。
「でもね、忙しさを充実感と間違えちゃだめよ。」
・・・わかりました。
若い頃、忙しさと充実感を間違えて、
ブラック?な働き方に気付かず。
身体を壊してしまったことを言っているのだ。
昔、高校時代の恩師が
「時は、誰の上にも平等に流れている。」
といっていたことを思い出した。
すべては、時をどう使っているか。
どう感じているか。
すべては、私次第ということなのだろう。
ここ数年、コロナ禍で、人の往来が途絶え、
旅行や街にいけずに残念だった気もするが。
でも。母と同じ屋根の下、これだけ濃密な
時を過ごしたこともなかったなと思う。
今年も、きっと、時は、すごい速さ?で
流れていくのだろう。
でも、充実した時を、無理せずに
過ごしていきたいなと思っている。