自治会の植木剪定班の活躍!

今朝、換気のために窓をあけたら、

下側の広場に数人の男性たちが、

集まっていました。

 

皆さん、このマンションの住人たちで、

自治会の植木剪定班の方達。

 

私が、4年前に引っ越してきたこのマンションは、

山を切り開いた丘陵地帯に建っています。

なので、元から生えている木も多く、

自然には、とても恵まれていて

良い環境なのだが、

それだけに、放っておくと、

大変なことになるだろうなあ・・・。

というのは、私にでも簡単に想像はつく。

 

木は、伸び放題、

ジャングルになるだろうし、

雑草は、茂って、

たちまち廃墟のような住環境になってしまうでしょう。

 

しかし、今、私の周りはきれいに整備されて、

快適な環境になっています。

四季折々の花が咲き、

木々は、美しく紅葉しています。

 

その、環境を作ってくれているのが、

今、下の広場に集まっているメンバーたちなのです。

 

しばらくすると、

草刈り機のモーター音が響きだした。

草刈りから、枝の剪定、

あげくは、比較的低木なら、伐採までしてしまう。

 

まるで、木こりさん?とでも言いたくなるような、

働きっぷり。

しかも、皆さん、私よりも年上。

失礼ですが、

ご老人と言ってもよい年齢の方たちばかり。

 

 

毎週金曜日、土曜日の午前中、

雨降り以外は、この作業を

黙々とこなしてくださいます。

しかも、基本的に無給のボランティア活動

なのですから、本当に、頭が下がります。

 

元は、どうも経費削減で始まった活動のようなのですが、

(それまでは、いわゆる造園業者に

たのんでいたそうなのですが、

年間数百万円かかっていたそうです。)

 

それでも、20年以上、

この活動を続けているというのですから、

すごいなあと、ただただ、感心しました。

 

でも、

この行動力の源は、どこから来るのだろう

とふと思いました。

 

 

いつのまにか、昼をまわり

下の広場では、お弁当を

食べて、皆さん、談笑していました。

(今どきなので、皆さん、

屋外で十分距離をとっています。)

 

 

「これだけが楽しみなのよ。」

 

いつぞや、植木剪定班のメンバーの中の

おひとりにお会いした時に

言ってらっしゃったのを思い出します。

 

たまたま少し気分転換にと

散歩に出かけた私。

広場の前を通りかかると、

談笑は、まだ続いていました。

 

近くを会釈しながら通り抜ける私。

 

その先に、かなりの量の枝が、

くくられて集められていました。

 

ただ単に経費節減だけじゃない。

 

この土地が好きで、地域が好きで、

そして、人と人とのつながりがしっかりしているから、

頑張れるんだろうな。

自分達の住環境を自分たちでも整えるんだ。

 

そんな意思を、感じました。

 

私も、この土地を、この地域を

こんなに愛せる日が、きたらいいな。

 

そんなことを考えていたら、

足元には、オキザリスの花が、

可愛く風に揺れていました。