私が、体験した不思議でちょっと怖い話⑦

突然ですが、今日も、暑いです!

風は、ありますが、近くのコンビニまで、

歩いただけで、汗びっしょり・・・でした。

 

今日も、季節柄?私の体験談を

書いていきたいと思います。

 

私の母の高校時代のお友達が、

私たちと同じ南関東に住んでいました。

過去形なのは、すでに、だいぶ前に、

お亡くなりになっているからです・・・。

 

母は、東海地方の出身ですが、

父と結婚して、南関東に出てきました。

全くの偶然なのですが、親友も

母と同じ時期に結婚が、決まり。

しかも、同じ南関東の同じ県に住むことになりました。

見知らぬ土地にきて、不安な時。

親友が、そばにいてくれたら心強いですよね。

 

母と親友は、互いに助け合って、

この土地で、生きてきたのだと思います。

私も、小さな時から、母の親友を

Aおばさん、と呼んで、そのお子さんともども、

仲良くさせていただいていました。

 

最も。私は、大きくなるにつれ、自分の

スケジュールのほうが、忙しくなり。

疎遠にはなっていましたが。

母とAおばさんは、定期的に会って、

交流していました。

 

そのAおばさんが、突然、亡くなったとの知らせが、

きました。

ご病気だったのですが、ご家族にとっても、

突然のことだったそうです。

 

今回のお話は、知らせを受けて、後日私と母の2人で、

ご自宅にお線香をあげに、行かせていただいた時のことになります。

 

最寄駅までは、娘さんが、迎えに来て下さっていました。

その車で、ご自宅に行ったのですが。

車を降りたとたん、目を疑いました。

白い壁のとても綺麗な2階建ての一軒家なのですが、

傾いて見えて、今にもこちらに、

覆いかぶさってくるのじゃないか?

と思ったのです。

でも、瞬きをしたら、すぐに戻っていましたので。

気のせいだと思ったのですが。

 

招き入れられた玄関で、また違和感が・・・。

やけに暗いのです。

伺ったのは、午後1時頃。

天気は、快晴。

窓こそありませんが、

壁紙は、白で。

しかも2階に続く階段が、吹き抜けのようになっており、

明るいはずなのですが・・・夜かな?と思えるほど、

とにかく、暗いのです。

 

お焼香させていただいた後

居間に通して頂き、

思い出話などさせていただいたのですが。

 

まず、空気が重いというか・・・圧力が強い・・・。

私は、息苦しいほどでした。

そして、今度は、天井あたりで

バチバチ

バシッ!

音がしています。

 

わたしは、この音が、とても気になっていましたが。

そこにいる誰も、聞こえていないようなのです。

こんなに大きな音がしてるのに?

まるで、何事もないかのように、

話をしています。

 

これだけでも、話が上の空になって

しまっていたのですが、

今度は、やたらと誰かに見られている・・・と

感じるようになりました。

視線のもとを探ろうと、神経を集中させ、

どうやら玄関の方だとわかり。

何気にそちらを向いた私は、絶句!

 

先ほど通ってきた玄関の

ちょうど階段の吹き抜けの

あたりが、窓もないのに、

夕焼けのように真っ赤・・・。

しかも、その階段の下に、

姿こそ見えませんでしたが、

視線の主が2人ほどいるような・・・。

 

私の位置からちょうど左手に

その場所は見えるのですが。

お邪魔している間中、わたしは、その強い視線を

常に意識していました・・・。

 

このご弔問は、先方が引き留めてくださるほど、

短い時間で終わりました。

あまりのあっけなさに、後で母にきいたのですが。

母の答えは、

あまりに、体が疲れて、あれ以上、(家の中に)

いられなかった。

 

母も、すこし異常を感じていたようなので、

思い切って、私が、見えたものを話しましたが、

母は、音は、聞いていませんでしたし、

吹き抜けは、真っ赤には、染まっていなかったと

言いました。

 

ただ、と母は、生前のAさんから聞いた話をしてくれたのです。

 

Aさんの旦那さんには、下に弟が、それも複数人いるそうなのですが。

皆さん、仕事や家業がうまくいかなくなり、

Aさんの家へとやって来る。

(Aさんは、姑さんと同居。

つまり、弟さんたちからいくと

Aさん宅が、実家ということになります。)

 

そして、みな揃いも揃って病気になり、

Aさんが、介護して。

それでも助からず、苦しんで

死んでいく・・・。

しかも、みな同じ場所のおなじ病気だと。

 

それを見て、心痛むAさんは、メンタルを

やられていたので、最後にあった時、母は、

一生懸命にAさんを励ましていたそう・・・。

 

また、その家のご近所も原因不明の火事や、

心中してしまって空き家になってしまったり・・・。

悲しい事件?事故の多い場所なのだそう・・・。

 

場所柄なのか、偶然なのか・・・。

とにかく、不思議で怖い・・・

お家でした。

 

 

 

 

私の体験した不思議でちょっと怖い話 ⑥

梅雨明けしましたね。

夏本番!

学校も夏休み期間に入り。

部活に勉強に

励む学生さんを見ると。

なんだか、私も、頑張らねば!と。

元気をもらったりしています。

 

今日も、不思議なお話ですが、

今日の話は、全く怖くありません。

夢を見たのだと言われれば、それまでなのですが。

私には、とても感動というか、忘れられない出来事なので。

ここに書いていこうかと、思います。

 

私は、約5年ほど前に、父が亡くなりました。

その後、1年もしないうちに、今住んでいる

マンションに引っ越したのですが。

 

経験のある方は、わかると思いますが。

人が一人、なくなるということは、

とても大変なことです。

お葬式などの関係は、もちろん、

役所の手続きや相続と、やることは多く、

しかも、複雑・・・。

来る日も来る日も、手続きなどで、

目の回る忙しさです。

私も、父が亡くなってすぐから、

忙殺されてました。

(この体験も貴重だと思い、後になって終活アドバイザーという

 民間資格をとったほどです。)

 

父名義であった不動産を

相続したわけですが。

わたしは、後々のことを考えて、

住み替えをすることにしたのです。

相続後、すぐにその手続きに入ったので、

休む暇などありません。

 

気が張っていたので、その時は、

何ともなかったのですが。

引っ越しが、全て完了し。

次の日の朝、目が覚めた時。

私は、起き抜けで半分、寝ぼけていたのでしょう。

「お父さん、これで、いいんだよね・・・。」

呟いて、涙を流していました。

 

わたしの以前住んでいた家は、

父がとても愛し、その生涯をかけて

建てた家と言っても過言ではありません。

それを、父の一周忌を待たずに

売って引っ越したことを

私は、娘として心の中で、

申し訳なく思っていたのかもしれません。

 

父が亡くなったあとの事務的なことを

含めて、全てをやり終えた私は、

糸の切れた凧のようになってしまい。

しばらく、朝、わけもなく涙を流したりと

不安定な日々が、続きました。

 

そんなある日の朝、

父の声がしました。

「お嬢さん!朝だよ~。」

(父は、よく、ふざけて、自分の娘である私を、

お嬢さんと呼んでいました。)

 

父の姿が、部屋の入り口すぐにありました。

でも、顔はよく見えないのです。

白い壁紙の廊下の壁を背にして

立っているはずなのに、父の顔は、

全く見えない・・・。

父の背後から、物凄い光がさしていました。

まさに、まばゆいばかりの光というのは、

このことだなとおもいました・・・。

 

父は、もう一度、私に声をかけてきました。

「お嬢さん。 もう、朝だよ。」

 

「うん!わかった~。」

と。自然に声を発したところで目が覚めた・・・。

 

そう、起きていなかったんです。

確かに、上半身起こして、父の姿を見たはずなのに。

私は、まだ、ベッドの中でした。

 

その日から、自分の中の何かが変わりました。

もう、不安定さは、なくなり、

このマンションでの新しい生活のスタートが、

本当の意味できれた瞬間だったと思います。

 

なくなっても、まだ心配してくれる存在なんだなあと

しみじみ思います。

8月になると、お盆。

父の好物を揃えて、父を迎えたいなと思います。

私の体験した不思議でちょっと怖い話 ⑤

夏休みにはいり、いよいよ夏本番!

という感じですね。

今回も、この季節には、つきものの?

私の体験した不思議でちょっと怖い話を

していきたいと思います!

 

はじめにお断りしておきますが、

今回のお話は、実際にある旅館が、

舞台ですので、所々ぼかして話を

進めていきますので、ご了承くださいね。

 

このお話は、かなり昔の話です。

そろそろ30年くらい前になるでしょうか。

南関東のある海沿いにある観光地。

とある島があり、橋がかかっている場所です。

そこにとても古い旅館があるのですが。

ランチが、お部屋で食べられて、しかも温泉に入れる

日帰りプランがあるというので、母と2人

予約して出かけました。

 

旅館に着いたのは、午前11時頃だったと思います。

行ってみると、想像通りの古い、

趣のある和風旅館でした。

とてもワクワクしながら、受付を済ませて、

お部屋へ。

泊まるときと同様に、中居さんが、ついてくれて、

おもてなししていただきました。

お茶を飲んでいると、お昼の前に、

お風呂を勧めてくれました。

 

先にも書きましたが、この旅館は、

お風呂もポイントの一つで。

大正ロマンあふれるステンドグラスのある

タイル張りの内風呂と洞窟のある外風呂が、

ありました。

ちょうど、私たちが行った日は、外風呂が、

入れなかったのですが、内風呂もとても素敵なので、

早速、入りに行きました。

 

部屋を出て廊下をしばらく行くと、

右側にそのお風呂は、ありました。

 

暖簾のかかった扉を開けると、

脱衣場があります。

旅館そのものは古いので、脱衣場も

それなりの?年季が、入っていますが。

掃除は行き届いていました。

 

脱衣場の向こう側にもう一つ引き戸があり、

その向こうにそのうち風呂は、ありました。

平日に行ったせいか、お風呂にも

脱衣場にも、誰もいませんでしたので、

母と2人、

「貸し切りだね~」

と、笑いあいながら、入る準備をし始めたのです。

 

私たちは、お風呂側の壁にある脱衣かごを

使うことにしました。

脱衣場といっても、わりと簡素な作りで、

棚にかごが並べてあるだけのタイプです。

私たちの後ろ側の壁にも

同じように数はすくないですが、

脱衣かごが、並べられていました。

その隣には、鏡付きの洗面台が

いくつか並べられており、

髪を乾かしたりもできるようになっていました。

 

古い旅館のお風呂というと

暗いイメージもあるかと思いますが。

私たちのちょうど右手に

小さな窓があり、

そこから光も差し込んでいました。

 

そろそろ、入ろうかと思ったころ、

5・6人の女性の声が、

ふいにしてきました。

「お風呂に入りに来たみたいね。」

段々、近づいてくる気配に

母と顔を見合わせながらも。

私たちは、準備をしていました。

 

その声は、段々大きくなり、

入ってくるなと思った瞬間。

入ってきたのは、一人の女の人。

その女性は、私達の方を見ることもなく、

私達の後ろの脱衣かごのところにやってきました。

 

年のころは、20代中盤から後半位。

ストレート黒髪ロング、白いワンピースの女性。

 

一人なの・・・?

この時、けっこうな違和感は、あったのです。

なにせ、確かに聞こえていた他の人の声が

それ以来、ピタッとしなくなっていたのですから。

 

ただ、あまり後ろの女性を気にしていても

失礼なので。

用意のできた私たちは、先にお風呂へと

入っていきました。

 

私たちが、入った時点では、この女性、

服も脱いでいませんでしたが。

もう入ってくるだろうという時間になっても、

お風呂には、現れず。

?????

頭の中に?マークを飛ばしつつ。

結局、私たちが、出てくるまで

女性は、入ってくることはありませんでした。

しかも、あがって、脱衣場に戻ると、

彼女自体がいなかった・・・。

 

「いつ、でてったの・・・?」

母の問いかけに、首をひねるしかない私。

なぜなら、出ていく気配すら感じなかったから。

しかも、彼女がいたあたりが

「くさい・・・!」

「なに?このにおい」

思わず声が出るほど臭かった。

 

あんなにおいは、滅多にかがない・・・

というか、かげない・・・。

形容しにくいのですが、一番ぴったりなのは、

腐敗臭・・・。

生ごみとかでは、ないですよ・・・。

 

母が、思わず隣の窓をあけました。

「見て!」

私を手招きするので、みると

少し離れてはいますが、お墓が、

広がっていました・・・。

 

「今の人、変だよね・・・」

(おそらく幽霊かなと聞いているのだと思いますが)

「そうだね・・・。」

あいまいに、わたしは、答えました。

 

実は、母にはあえて言っていなかったのですが。

お湯の温度の体感も、おかしなことになっていたのです。

入ったときにすごくぬるいと感じたので

備え付きの温度計で確認しましたが、

ちゃんと40℃をさしていました。

しばらくすると、今度は、物凄く熱く感じたので、

また確認しましたが、やはり、40℃のまま。

その後もぬるいのが主体で、

同じような体感を繰り返していたのです。

 

その後、早々にお風呂を切り上げ、

食事を頂いて旅館を出ました。

(お食事は、とても美味しかったです。)

 

その後、島の中のお土産を見ていた私たち。

人ごみの中に白いワンピースが、

私の視界をかすめました。

しかも、私たちが、移動する先々にです。

嫌な感じを受けた私は、まだ気づいていない母に

「ついてきてる・・」

一言いいました。

 

「多分お風呂場の彼女だと思うけど、顔見てる?」

母に尋ねました。

私は、彼女の顔を見ていないのですが、

母は、鏡越しに見ていました。

顔色が、やけに青白かったのが、印象的だったそうですが、

顔もわかるというので、確認してもらうと、

やはり、お風呂場の彼女でした。

 

私たちは、足早にその島を後にすることにしました。

ついてこられると厄介なので・・・。

 

最後、私は、島を抜けて、橋の途中で振り返りました。

そのたもとで佇む、悔しそうな彼女をみました。

どうやら、彼女は、橋を渡ることは、できないようでした。

正直、ほっとしました・・・。

それ以来、その島には、足を踏み入れていません・・・。

 

 

 

 

 

私の体験した不思議でちょっと怖い話 ④

もうすぐ夏休みですが。

私は、

この時期になると、

とてつもなく?忙しかった

塾の講師時代を思い出します。

 

普段の授業をこなしつつ、

夏期講習の準備にいそしまなくてはならないので、

仕事量が、半端なく増えるのです(笑)

 

また、夏期講習になると、

時間が、変わるので、

朝早くから夜遅くまで授業なんてこともザラなのです。

当然、お盆近くになると、前半の疲れもピークに。

そういう時に限って、不思議体験をするのですが。

前置きが長くなってしまいましたが。

今日も、その中からヒヤッとさせられたお話を

一つ・・・・。

 

7月下旬の俗に言う梅雨明け十日の

うだるような暑さの頃です。

その日は、午前中に授業があり、

夕方から、また、授業が、入っていましたので、

一度、家に戻ることにしていました。

 

午前中の授業が、終わり、

夕方の授業の準備を終えたので、

帰宅しようと、自分の車に乗り込んだのが、

もう午後二時近くだったと思います。

 

塾から家まで、車で、30分位。

途中、いくつか住宅街を通り抜けます。

運転される方はお分かりと思いますが、

住宅街の路地などは、飛び出しなど、

結構危ないので気を遣います。

 

しかも私の住む地域は、坂も多く、

道も狭いので普段から、とても気を付けて、

運転していました。

 

ちょうど家と塾との中間点位に当たるでしょうか。

崖地を利用して建てられた住宅街のなかを通っている

急な坂道を、下っていました。

何しろ急で、道幅も狭く

車がすれ違うのがちょっと大変というところですので、

私としては、もう細心の注意を払って運転しているのですが。

急に私の右手、つまり運転席側から、

何か黒いものが、飛び出してきたのです。

 

「危ない!」

咄嗟に急ブレーキをかけました。

 

ぶつかる!

と思った刹那、

 

ガコン

という音と共に、

何か衝撃が・・・・。

 

事故・・・おこしちゃった・・・?

一瞬思いました。

 

当然、車は止まっています。

とりあえず、サイドブレーキをかけ、

外に出て確かめてみることにしました。

(あまり車が通らない場所だったのと、

きちんとハザードランプをつけています。)

黒いまるいものだったので。

まさか、人ではないとは、思いましたが。

それが、動物でも・・・と思ったので。

 

何もいない?

 

驚くことに、そこには、傷ついた動物はおろか、

何もいませんでした。

 

車にそれなりの衝撃が、あったのに?

念のため、車体の下側も覗いてみてみましたが、

何かがぶつかった痕跡すら、ありません。

 

いつまでも、車を道の真ん中に

おいておくわけにもいかないので、

数メートル先にあるドラッグストアの

駐車場にもう一度、車をとめて、

みてみましたが、何の痕跡もなく。

道路にも、もう一度、戻ってみてみたのですが、

なんでもありませんでした。

 

てっきり、ネコか、カラスかと・・・・。

もちろん、走り去っていく姿は見ていません。

真夏の昼下がり。

キツネにでもつままれたような心地の出来事でした。

 

実は、この道を抜けると、

私が、塾から帰る深夜帯に

不思議なものをよく見る

古い街道筋に繋がっています。

 

この出来事があった場所の周りにも、

古びたお墓や、お寺があります。

 

この辺りで、あまりに不思議なものを見るため、

塾から帰る夜の運転は、

今は亡き父に頼んでしてもらっていたほどでした。

 

夕方、もう一度、授業のため、

その場所を通ったのですが。

やはり、何事もなく。

ほっとしたのですが。

 

何かが飛び出してきたあの時。

黒い影が、飛び出してきたところに

横道はありません。

両側の歩道には、人影さえなかったのです。

あれは、いったい何だったのだろう…?

今もって、よくわからないお話です。

 

 

 

私の体験した不思議で、ちょっと怖い話 ③

夏休みも近くなってきました。

今日も、朝は、曇り空でしたが、

今は、陽が照ってきました。

太陽は、良いなあと思う反面、

あまりに強すぎるのは・・・

暑さに弱い私…正直勘弁してほしい?

と思ってしまいました(笑)

 

今日も、私のちょっと不思議な体験を

書いていきたいと思います。

 

私は、たくさん不思議な体験はしているのですが・・・

正直、あまり怖い!

というのは、ないのです。

後から考えると

( ^ω^)・・・。ちょっと変?

という感じです。

その中から、今日も、思い出した出来事を書いていきますね。

 

数年前の出来事です。

まだ、コロナ禍まえの

マンションに越してくる前のことになります。

 

自宅の最寄り駅の沿線にあるショッピングセンターに、

よく遊びに行っていました。

新幹線の止まる駅に直結するホテルがあり、

それに付随している小規模なショッピング街があり

友達や母とお買い物や食事に出かけていました。

 

その日も、母とホテルの高層階にあるレストランに

ランチに出かけました。

レストランは、ホテルの最上階にあるので、

とても景色がよく、私も、母もお気に入りの場所なのです。

 

レストランに向かうため、

私たちは、エレベーターに乗り込みました。

平日のためか、乗り込んだのは、私たちだけでした。

そのエレベーター、中が、黒い色調なので、

元からちょっと不気味な雰囲気なのですが、

その日は、いつもに増して暗くよどんでいる気が

しましたが、

そのまま最上階のボタンを押しました。

 

母と私を乗せたエレベーターは、

そのまま動き出したのですが。

しばらくすると、天井の方から

コツコツコツ・・・

と音がする?

何の音・・・?

ハイヒールの靴音⁈

となりの母を見ると・・・

目が合いました。

「ハイヒールの音・・・だよね・・・。」

「そうだね・・・

でもまあ、ホテルのフロアを歩いている人の足音が、響いているだけでしょ。」

と答える私。

まあ、そういうふうに思っておいた方が、

気も楽だしね・・・

もうすぐ、目的の階でしたし。

まだ、靴音は響いていましたが・・・

聞かなかった?ことにして

そのまま、私たちは、何事もなく?最上階につき、

無事にレストランでランチを楽しみました。

 

さて、食事も終わり、また、

あのエレベーターに乗らないと、

いけません。(おりないと、帰れませんから・・・。)

会計も済ませてエレベーターホールに。

エレベーターホールには、数基のエレベーターの

扉が並んでいます。

ボタンを押すと、その中で一番早く来るエレベーターの

所のランプが点灯するしくみです。

 

わたしが、下りのボタンをおすと、すぐに一番近くの

エレベーターのランプがつき、すぐに扉があきました。

「今日は、早いね。」

と言いながら母とふたりで、エレベーターに乗り込むと、

これまたすぐに扉が閉まりました。

私が、1階のボタンを押しました。

が!

なんとつかない・・・。

なので、すぐに開くのボタンを押しました。

でも、これまたつかない!

 

つまり、動いていない・動かない?エレベーターのなかに

母と2人、閉じ込められた!

 

こういう時に限って、なぜか昔みた心霊番組の

エレベーターで、違う世界に行ってしまった・・・的な

話を思い出して、ちょっと焦る私。

となりの母も焦っていましたが。

とにかく、全ての階のボタンを押しました。

でも、反応なし。

もう一度、開くを押したら・・・

なんと、反応があり、開きました!

慌てて外に出てみたら、元の階でした。

「何なの?」

と言っていた直後に、また、別のエレベーターが、

ついて、私たちは、はじかれるように、乗り込みました。

今度は、何事もなく下に降りることができました。

 

地上まで戻ってきて、母とふたり顔を見合わせました。

今のは、なんだったの?と。

実は、エレベーターから出た直後、

何気にエレベーターの扉上のランプを見たのですが。

ついていたはずのランプが点灯していなかったのです。

「じゃあ、私たちは、なんであのエレベーターに乗ったの?」

「そもそも、私たちは、本当に、エレベーターに乗った?」

「エレベーターの故障かな?」

いろいろ話しましたが、もちろん結論は出ていません。

 

ホテルというのは、色々な人が出入りしていて、

それだけ人々の思いがあつまる場所です。

それだけに、色々な不思議な現象が、起きる確率も

高い気がします。

今回書いたことも偶然といえば偶然。

故障といえなくもないのですが。

そうとは一概に言えない雰囲気をあの場所が、

持っていたことは、

こうして、今、思い出しながら書いていても

リアルに思い出せるのです。

 

 

 

 

私の体験した不思議で、ちょっと怖い話  ②

七月に入り、梅雨も末期なのか、

私の住む関東地方も、

激しい雨かと思えば、

今日は、すごい暑いです・・・。

 

近くのコンビニに行った帰り道

夏と言えば、怪談かな?と

なぜか、考えてしまい・・・。

 

私は、霊感が、あるのか?ないのか?

小さなころから、ちょっと、不思議な体験を

することが、多いのです・・・。

なので、これから、しばらくの間、

不定期ではありますが。

私の体験談を書いていこうかな・・と思います。

 

今回も私が、まだ随分と小さな頃のお話です。

 

突然ですが、皆様、花嫁行列って、

見たことありますか?

よく時代劇に出てくるような

あれです・・・。

 

実は、私、見たことあるのです・・・。

子どもの頃に・・・。

でも、それがちょっと、奇妙なのです。

 

あれは、私が、まだ東北にいたころ。

幼稚園の年長さんか、小学校の1年生の頃の話です。

季節は夏の終わり、もう9月になっていたかもしれません。

 

私の当時住んでいた借家の前に

小さなトンネルがあり、

そこを通り抜けると、

少し開けた場所があり、

子供たちが、よく遊んでいました。

 

なんでもないような草の生えた原っぱと

その周りに一部舗装された歩道というか、

道が、ありました。

遊具があるわけでもなく、

車も通らない

本当の田舎でしたので(笑)

近所の子供たちは、

よくそこで、遊んでいました。

 

ただ、その日は、誰もいなくて、

私は、たった一人で、

アスファルトの上に

落書き?お絵描き?をして遊んでいました。

(この落書きも当時子供たちが、よくやっていた遊びの一つです。)

 

私は、当時から、あるひとつのことによく没頭してしまうタイプだったのですが、

その日も、夢中になってお絵かきをしていました。

 

でも突然、私は、その手を止めて、

顔をあげました。

きっとある種の違和感を感じたのだと思いますが。

まだ幼かった私は、何のためらいもなく

自分の左手側を見ました。

 

すると、今まで青かった空が、

茜色に染まっており。

突然、馬に乗った白無垢をきた女性と、

その馬を引くおじいさんが、

現れました。

 

なんでこんなところに?

となんとなくパニックになりそうに思うのですが。

幼かったせいなのか、わかりませんが。

私は、その花嫁さんから、

視線を外すことなく

じっと見ていました。

今思うと、視線を外せなかったというのが正解だと思うのですが。

私は、こちらに近づいてくる

おじいさんと花嫁さんを

じっと見ていました。

 

おじいさんが、わたしの前を通り、

馬の背に座っていた白無垢姿の花嫁さんは、

私を、見下ろしていました。

そして、私と目が合うと、にっと笑ったのです。

大きな黒い瞳と真っ赤な口元の紅が、

やけに印象的でした。

それは、花嫁さんが通り過ぎるまで、続きました。

やがて、馬が後ろ姿になった時

私は、緊張の糸が切れたのか、

視線を自分の手元に戻しました。

そして、今、みていた花嫁さんの

通って行った方を見ると

もう誰もいませんでした。

 

視線を外したのは、ほんのわずかの間です。

いったいどこに、行ってしまったのか?

それは、何十年もたった今でも、

わかりません。

 

実は、この話、体験直後に、母に話しました。

その時に、私が、いったのが、

花嫁行列

という言葉だったのです。

もう、お気付きと思いますが、

正確には、花嫁行列とは、言い難いです。

でも、花嫁行列という言葉と、

東北地方という場所柄、

ありうるだろうなと思い、

母は、つい最近まで現実だと思っていたそうですが。

 

見たことを大人になって、話してみると。

ちょっと不思議かな・・・と思うところが。

まず、花嫁行列とは、言い難いこと。

そして、馬を引いていたおじいさんの服装が、

いわゆる馬子のする姿であること。

首からかけた粗末な手ぬぐいに、

粗末な着物のようなものを着た上半身と

股引をはいていました。

いくら、この話が前の話だとしても

時代的にちょっとおかしいかな・・・?と。

 

また花嫁さんが、若干怖いのです・・・

今でもその顔は、はっきりと思い出せますが・・・。

 

茜色であった空が、花嫁さんが通り過ぎた後、

青空に戻っていたこと。

 

あの光景は、幼い私が、見た白昼夢であったのか、

それともはたまた現実なのか・・・

私にとっては、紛れもない現実なのですが…。

 

この経験をしてから、

もう何十年にもなりますが。

私自身が、年齢を重ねて思うのは、

この花嫁さんが、お嫁入りしてから、

幸せだったのかどうか?ということ・・・。

 

お嫁入りしたのは、もう随分と昔の話でしょうから、

現代よりも、家というものに

縛られやすい時代だったでしょうし・・・。

この女性の一生に、

ふと、思いをはせる時があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の体験した不思議で、ちょっと怖い話

七月に入り、だんだん夏!という感じ?に

なってきたかなと・・・思いますが。

youtubeを見ていたら、

たくさんの怪談のチャンネルが、

あるのにびっくり!

興味深く見ていたのですが。

 

考えたら・・・自分にもあるんですよね。

不思議な話( ^ω^)・・・。

今日は、その中から一つ、

書いてみたいと思います。

 

まだ私が、東北地方にいたころ。

小学1年生か、2年生の頃だったと思います。

 

当時、私が、通っていた小学校は、

二階建て鉄筋コンクリートの校舎と

2階建ての木造校舎とが、

並んで立っていました。

 

当然、木造校舎のほうが、歴史が古く。

歩けば廊下が、ミシッ・・ミシッ・・と

音を立てそうな校舎で。

私の所属するクラスは、その木造校舎の

二階にありました。

 

学校生活にも慣れた頃。

お友達も何人かいましたが。

ある日の休み時間、

私は、トイレに行きたくなりました。

 

小学生女子には、あるあるだと思いますが。

1人では、行きたくないのです・・・トイレには。

怖いのか・・・何なのか、

その理由は、よくわからないのですが。

 

その日も、私は、当時仲の良かったAちゃんに

トイレに、ついてきてもらいました。

何十年も前のお話で、しかも、木造校舎。

・・・とくれば、お分かりと思いますが。

ご想像通りのポッ○ントイレです。

若い方は、想像が、つきにくいと思いますが。

床も木で、扉も木でできています。

 

わたしは、トイレに入り、用を足したのですが。

さあ、出ようと思ったら、扉があかないのです。

中には、木でできた鍵(今と同じく横に

スライドする形です)が、ありますが。

それが、動かない。

焦りました・・・・。

ガチャガチャ、開けようと必死に鍵を動かそうと、

力の限り、頑張ります。

でも開かない・・・。

 

私は、外にいるはずのAちゃんに、助けを求めます。

「Aちゃん、開けて!助けて!」

でも、全く返事は、ありません・・・。

 

閉じ込められた!

 

私の恐怖は、頂点に達していました。

私は、びくともしない扉を必死でたたき続けました

 

「開けて!助けて!」

 

たたき続けた時間は、そんなに長くもなかったと

思うのですが。

当時の私には、10分くらいにも感じたでしょうか・・・。

 

びくともしなかった扉が、突然あきました。

慌てて外に飛び出した私に。

外にいた見知らぬ下級生?が、声をかけてきました。

「これで、縛られていたよ。」

手渡されたのは、包帯でした。

 

Aちゃんだ!

この時の私は、確信しました。

というのも、この時、ちょうどAちゃんが、

手を怪我して、包帯を巻いていたのでした。

 

わたしの心は、それまでの恐怖から、

今度は、怒りに変わっていました。

私は、その怒りのまま、Aちゃんの所にいきました。

(その時、すでにAちゃんは、自分の席についていました。)

そして、怒りのままに、私は、Aちゃんを

怒鳴り散らしたのです。

Aちゃんは、そんな私を、

ただただ、あっけにとられたような顔で、

見つめていました・・・・。

 

ここまでが、私の記憶です。

子供のいたずらで、閉じ込められたと

思っていたのですが。

 

つい最近、おかしなことに気づいたのです。

まず、私をどうやって閉じ込めたのかということです。

現在の扉を想像してもわかりますが、

包帯で縛れる場所がないのです。

増してや、木の扉ですから、なおさらありません。

ならば、扉の上のほうなら、どうか?

これも小学生低学年ということを考えると、

無理です・・・。背がとどかないのです。

 

そして、私を閉じ込めたという包帯。

クラスに戻っていたAちゃんの手には、

包帯が、きちんとまかれていたように思うのです。

予備の包帯というのなら、別ですが…。

 

そして、最後に、私を助けてくれた女の子たち。

私よりも小さかったように思うのですが。

当時の私が、1年生なら、下級生は、いないので、

別のクラスの子。

2年生ならば、1年生の子ということになるのですが、

全く見覚えのない子達なのです。

 

当時、通っていた小学校は、町中ではありましたが、

みんながみんな、顔見知りという、少人数のいわゆる

田舎のアットホームな学校でしたので、

名前は知らずとも、顔は、知っているという

間柄。今も顔は、はっきりと思い出せるのに、

その後は、一度もあったことはないことに、

気づいたのです・・・。

 

いったい、あれは、なんだったのだろう・・・。

考えれば、考えるほどよくわからなくなる・・・。

私が、小学生の時に体験した不思議なちょっと怖いお話です。