私の体験した不思議で、ちょっと怖い話

七月に入り、だんだん夏!という感じ?に

なってきたかなと・・・思いますが。

youtubeを見ていたら、

たくさんの怪談のチャンネルが、

あるのにびっくり!

興味深く見ていたのですが。

 

考えたら・・・自分にもあるんですよね。

不思議な話( ^ω^)・・・。

今日は、その中から一つ、

書いてみたいと思います。

 

まだ私が、東北地方にいたころ。

小学1年生か、2年生の頃だったと思います。

 

当時、私が、通っていた小学校は、

二階建て鉄筋コンクリートの校舎と

2階建ての木造校舎とが、

並んで立っていました。

 

当然、木造校舎のほうが、歴史が古く。

歩けば廊下が、ミシッ・・ミシッ・・と

音を立てそうな校舎で。

私の所属するクラスは、その木造校舎の

二階にありました。

 

学校生活にも慣れた頃。

お友達も何人かいましたが。

ある日の休み時間、

私は、トイレに行きたくなりました。

 

小学生女子には、あるあるだと思いますが。

1人では、行きたくないのです・・・トイレには。

怖いのか・・・何なのか、

その理由は、よくわからないのですが。

 

その日も、私は、当時仲の良かったAちゃんに

トイレに、ついてきてもらいました。

何十年も前のお話で、しかも、木造校舎。

・・・とくれば、お分かりと思いますが。

ご想像通りのポッ○ントイレです。

若い方は、想像が、つきにくいと思いますが。

床も木で、扉も木でできています。

 

わたしは、トイレに入り、用を足したのですが。

さあ、出ようと思ったら、扉があかないのです。

中には、木でできた鍵(今と同じく横に

スライドする形です)が、ありますが。

それが、動かない。

焦りました・・・・。

ガチャガチャ、開けようと必死に鍵を動かそうと、

力の限り、頑張ります。

でも開かない・・・。

 

私は、外にいるはずのAちゃんに、助けを求めます。

「Aちゃん、開けて!助けて!」

でも、全く返事は、ありません・・・。

 

閉じ込められた!

 

私の恐怖は、頂点に達していました。

私は、びくともしない扉を必死でたたき続けました

 

「開けて!助けて!」

 

たたき続けた時間は、そんなに長くもなかったと

思うのですが。

当時の私には、10分くらいにも感じたでしょうか・・・。

 

びくともしなかった扉が、突然あきました。

慌てて外に飛び出した私に。

外にいた見知らぬ下級生?が、声をかけてきました。

「これで、縛られていたよ。」

手渡されたのは、包帯でした。

 

Aちゃんだ!

この時の私は、確信しました。

というのも、この時、ちょうどAちゃんが、

手を怪我して、包帯を巻いていたのでした。

 

わたしの心は、それまでの恐怖から、

今度は、怒りに変わっていました。

私は、その怒りのまま、Aちゃんの所にいきました。

(その時、すでにAちゃんは、自分の席についていました。)

そして、怒りのままに、私は、Aちゃんを

怒鳴り散らしたのです。

Aちゃんは、そんな私を、

ただただ、あっけにとられたような顔で、

見つめていました・・・・。

 

ここまでが、私の記憶です。

子供のいたずらで、閉じ込められたと

思っていたのですが。

 

つい最近、おかしなことに気づいたのです。

まず、私をどうやって閉じ込めたのかということです。

現在の扉を想像してもわかりますが、

包帯で縛れる場所がないのです。

増してや、木の扉ですから、なおさらありません。

ならば、扉の上のほうなら、どうか?

これも小学生低学年ということを考えると、

無理です・・・。背がとどかないのです。

 

そして、私を閉じ込めたという包帯。

クラスに戻っていたAちゃんの手には、

包帯が、きちんとまかれていたように思うのです。

予備の包帯というのなら、別ですが…。

 

そして、最後に、私を助けてくれた女の子たち。

私よりも小さかったように思うのですが。

当時の私が、1年生なら、下級生は、いないので、

別のクラスの子。

2年生ならば、1年生の子ということになるのですが、

全く見覚えのない子達なのです。

 

当時、通っていた小学校は、町中ではありましたが、

みんながみんな、顔見知りという、少人数のいわゆる

田舎のアットホームな学校でしたので、

名前は知らずとも、顔は、知っているという

間柄。今も顔は、はっきりと思い出せるのに、

その後は、一度もあったことはないことに、

気づいたのです・・・。

 

いったい、あれは、なんだったのだろう・・・。

考えれば、考えるほどよくわからなくなる・・・。

私が、小学生の時に体験した不思議なちょっと怖いお話です。