親友からの喪中のはがき

12月になって。

 

そろそろ年賀状のことも考えなきゃ。

 

と思っていたところに、

喪中はがきが届きました。

学生時代の親友からでした。

お父様が亡くなられたことが、

書かれていました。

 

 

実は、私の父も4年ほど前に亡くなっていますが、

父親が急に目の前からいなくなるという

現実は、気持ちの上で、大きな影響があります。

 

 

亡くなった当初は、

気が張っているので良いのですが、

ひと段落すると、急に実感がわくのです。

 

ああ、もういないんだ・・・と。

 

私と父は、

あまり気の合う親子ではなかったのですが、

 

しばらくは、帰ってくる時間になると、

家の玄関ドアの鍵が、開く音がするのじゃないか

と思ったり。

 

父がよくならんでいたバス停で、

父が並んでいるような気がしたり・・・

 

しばらくは、街中でもよく父の姿を

追っていた気がします。

まあ、それも時が解決してくれますが。

 

 

ふと、友人は、どうしてるかなと思いました。

 

友人のお父様には、友人の結婚式でしか、

お会いしたことはないのですが。

 

 

結婚式当日のあの日。

娘の結婚をとても喜んで、

歌まで披露して、

うれしがっていた姿を思い出します。

 

ああ、きっと仲の良い親子なんだろうなと

花嫁衣装の友人の横で、

ほろ酔い加減で、

はしゃいでいた姿を見て、

そう思ったのを覚えています。

 

その親友の横には、今は優しい旦那様が

いらっしゃるので、

きっと大丈夫だと思うけれど。

 

 

今年は賀状の送れない親友に

お悔やみの手紙を書くことにします。

その手紙が親友の何か、

役にたってくれることを願って。